交通事故被害者になったら

車社会である現在では毎日のように交通事故が発生していますが、いくら自分が細心の注意を払っていたとしても完全に交通事故を避けることはできません。なぜならば、マナーの悪いドライバーや交通ルールを守らない歩行者がいるからです。そのような状況の中ではある日突然、交通事故を引き起こしてしまったり、あるいは事故の被害者となってしまう可能性というものを未然に防ぐ手は残念ながらありません。

もしも、不幸にして交通事故の被害に遭った場合、怪我や心に受けた精神的なショックというものは計り知れないものになりますが、それ以上に深刻なのが交通事故による後遺障害です。後遺障害の程度によっては事故前のように日常的な生活を送れなくなったり、障害によって仕事ができなくなってしまう恐れがあります。

万が一、事故の被害に遭い重い障害が残ってしまったときには、脳に重い障害が残ってしまい言語機能が衰えてしまったり、体の自由が利かなくなってしまうこともあります。その結果、経済的にも精神的にも生涯にわたって苦しまなくてはならないことになります。

事故の後遺障害とは

事故の後遺障害とは、事故が原因となった後遺症が治療を受けたにもかかわらず完治しない状態のことで、目安としては事故から6ヵ月以上経過し、治療を受けたにもかかわらず完治の見込みがない状態のことを指します。

ただし、事故によって後遺症が残ったからといって、その状態のことを後遺障害と呼ぶわけではありません。事故による後遺症に対して等級が認定された場合に初めて後遺障害と呼べるようになるのです。
後遺症に対してその症状がどの程度のものであるかを判断するために等級が認定されるのですが、事故後の損害賠償の請求はこの等級に応じた金額が支払われることになります。つまり、後遺症の程度が重ければ重いほど加害者に対して請求できる損害賠償の金額は多くなるのです。

事故による後遺症の等級の認定を受けるには、医師による等級の認定を受ける必要がありますその際の注意点として、自分で感じている障害と事故との因果関係を明確にする必要があります。この因果関係が定かでない場合、事故によって後遺症が残ってしまったということを加害者側に訴えることができず、十分な損害賠償金をもらうことができなくなってしまいます。

そのため、後遺症の認定を受ける場合には弁護士へ相談をしたうえで適切な等級の認定を受け、加害者側の保険会社と損害賠償金について交渉をしてもらうことが大事になってきます。